シンデン・ハイテックス<3131>は8日、2019年3月期第1四半期(18年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.0%減の111.26億円、営業利益が同86.2%減の0.42億円、経常損失が0.83億円(前年同期は2.89億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.58億円(同1.87億円の利益)となった。

車載用機器向けの液晶や半導体分野におけるメモリの需要が増加し、堅調に推移したものの、産業用機器向け委託開発案件ビジネスの終了に伴う納入減や大手顧客向けモニタ用液晶の一部納期延期による売上高の減少により、売上高で前年同期を下回った。
利益面では、価格高騰等に起因する原価率の上昇や、1Q期間末時点の外貨建て負債が外貨建て資産を上回ったことに加えて、円安による評価上の為替差損計上等のマイナス要因が影響した。

2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比6.3%減の510.00億円、営業利益が同33.7%減の8.00億円、経常利益が同47.4%減の4.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同48.6%減の3.10億円とする期初計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 シンデン・ハイテックス---1Q売上高111.26億円、メモリの需要旺盛ながら円安などが影響