アンジェス<4563>は30日、2018年12月期第2四半期(2018年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.0%増の1.76億円、営業損失が12.05億円(前年同期は17.02億円の損失)、経常損失が12.06億円(同16.98億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が11.47億円(同22.99億円の損失)となった。

HGF遺伝子治療薬を中心とする遺伝子医薬品の研究開発を進めるとともに、戦略的提携先との共同開発を進めるなど、将来の成長を見据えた事業の深化を図った。事業収益は、ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム(R)」の販売収入を商品売上高として計上している。

事業費用は、前年同期比26.2%減の13.81億円となった。売上原価は、同5.0%増の0.86億円、研究開発費は同42.3%減の8.03億円となった。主にHGF遺伝子治療薬の国際共同第3相臨床試験にかかる費用が減少したことにより、外注費が5.56億円減少している。一方、原材料の評価替及び廃棄に伴い、研究用材料費が0.25億円増加した。提携戦略により財務リスクの低減を図りながら、今後も研究開発投資を行っていくとしている。

2018年12月の通期業績予想については、売上高3.65億円、営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失はそれぞれ25.00億円とする期初計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 アンジェス---2Qは売上高が1.76億円、研究開発費減により損失幅は縮小