ブイキューブ<3681>は17日、ケアネット<2150>及びT-ICU(本社:兵庫県芦屋市)と、遠隔集中治療ソリューションの強化と全国へのサービス提供に関する業務提携契約を締結したと発表。

T-ICUが提供する専門医による遠隔集中治療ソリューションを、20万人を超える医療従事者に利用されている医療情報サイトを運営するケアネットがセールス・マーケティングの面から、ブイキューブが遠隔ビジュアルコミュニケーションシステムの面からサポートすることで、全国的に遠隔集中治療ソリューションの早期普及を図るのが狙い。

全国的に集中治療専門医は数が少なく、全国で約1,100ある集中治療室のうち、約800室には集中治療専門医が在籍していないのが実状。そこで、専門医が、病院にいなくても、様々なコミュニケーションツールを使って、遠隔で治療に関与できるように考えられたのが、T-ICUの遠隔集中治療ソリューションだ。集中治療専門医がチームとなり、遠隔から24時間体制で患者の生体情報を監視し、早期に的確な治療方針を提案することで、重症患者を急変させずに、予後の改善をサポートする。

ブイキューブは、T-ICUが展開する遠隔集中治療ソリューションをシステム面でサポートすることで、遠隔集中治療の発展、早期普及を実現していく考えで、医療の地域格差の緩和や、重症患者をより多く救うことにつながるものと期待している。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ブイキューブ---遠隔集中治療ソリューションでT-ICU、ケアネットと3社業務提携