ちなみに、業種別で、医療・製薬向けの売上高構成比が30%を超えてきた。医薬品メーカーのマーケティングが、従来の高コストと言われるMR(Medical Representative)からWeb講演会などへとシフトしつつあることが要因と考えられる。そのほか、メディアやポータルを含むITサービスの伸びも、コンテンツ配信の増加とともに高くなった。用途別では、業種別の動向を反映し、Web講演会など販促やコンテンツ配信の番組/放送局、エンターテインメントが好調である。最近の取り組みとしては、TOKYO MXから地上波同時配信基盤ソフトウェアを取得することで基本合意した。同社の配信技術(CDN、DRMなど各種制御技術)と組み合わせ、地上波放送のインターネット同時配信サービスを、国内の放送局各社に展開する方針である。また、ソフマップのeスポーツ用スタジオ「eSports Studio AKIBA」で行われる試合の様子を、新設する専用サイトでライブ配信するサービスを開始した。ライブ映像を楽しみながら、選手が使用するグッズなどをリアルタイムに購入できる環境も提供した。ほかにも、スポーツイベントの動画配信やVR動画配信事業での企業コラボなど多岐にわたって積極的に事業を推進している。