ハウスドゥ<3457>は4日、新株式発行および同社株式の売出しを発表。今回の新株式発行による調達資金は61.00億円を予定している。

調達資金の使途としては、1)2017年10月に発行したA種優先株式を取得及び消却し、A種優先株式を普通株式に入れ替え、優先配当の負担をなくし成長投資のための内部留保を確保する。また、将来における優先株式の普通株式への転換による希薄化を防ぐ2)自己資本比率の向上、A種優先株式の取得及び消却により財務基盤を強化し、金融機関に対する信用力を高め、同社の成長ドライバーの一つであるリバースモーゲージ保証事業において、提携金融機関の拡大を図る3)調達資金をハウス・リースバック事業の物件取得資金の一部に充当し、ストック型収益事業への資金とすることにより、企業価値の向上を図るとしている。

今回の調達資金の内、30.00億円は資本の入れ替えであり、実質的には希薄化が少ないと見られる。

新株式発行と同時に同社株主を売出人とする売出しを実施することにより、株式の分布状況の改善及び流動性の向上が見込まれる。今回の新株式発行及び同社株式の売出しが完了した場合、同社は留保金課税の適用対象外となる予定。

なお、公募による新株式発行(一般募集)数は同社普通株式119万400株。


<MW>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ハウスドゥ---財務基盤の強化を図り、成長ドライバーの拡大へ