今回紹介するのは、株式会社One Tap Buyが手掛ける「One Tap Buy」というスマホの株式投資サービスだ。 聞きなれない方も多いと思うが、2013年に設立された新興企業が開発したサービスである。2017年第二四半期にネット証券での口座開設数が国内3位とSBI証券・楽天証券に次ぐ規模になったことを昨年12月に発表し、話題になっている。また、2015年12月に金融庁の登録届出を行った歴とした証券会社である(2015年12月17日付で同社が発表)。
「One Tap BUY」は、スマホで3タップ、1000円から株が買えるスマホ証券である。口座を作成しないと実際の売買はできないが、どんな会社に投資ができるのか、公式サイトから事前に知ることができる。
「One Tap BUY」に口座を開設することで、上記3点のメリットを受けた投資が手軽にできる。 特徴を順番に見ていこう。
1. 1000円という少額から投資でき、投資のハードルが非常に低い。 投資資金が現状あまりないが、株式投資に興味のある方が気軽に始められるよう、金額的ハードルを非常に下げて1000円から可能としている。これは通常の株式の取引単位を大きく下回るものだが、仕組みとして「One Tap BUY」が市場から仕入れた株式を顧客に買って頂く相対取引なので、株式の単位に縛られないものになっている。前回紹介したFOLIOの10万円を用意するのはなかなか難しいという方にとって、「One Tap BUY」の1000円から取引ができることに興味を持つ方も多いのではないだろうか。
「One Tap BUY」によると、日本企業であれば知名度だけでなく業績の安定性も加味して選定されており、積水ハウス<1928>、キリンホールディングス<2503>、セブン&アイホールディングス<3382>、武田薬品工業<4502>、ブリヂストン<5108>など日本を代表する企業が選ばれている。一方、米国企業は、NYSEとNASDAQに上場する革新的なモノやサービスを提供する企業、生活を便利に楽しくする企業が選ばれており、アマゾンドットコム、ボーイング、コカコーラ、ゼネラル・モーターズ、ナイキなど幅広い業種から選ばれている。