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また、従来連結基準では、営業収益が前期比37.6%増の54.03億円、営業利益が同21.5%増の10.17億円、経常利益が同31.3%増の9.54億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同57.8%増の8.74億円となった。
自己勘定及び同社グループが管理運営するファンドからの投資実行額は、前年同期から増加し総計で24社、前期比9.9%減の38.87億円となった。
また、同社グループの自己勘定及び同社グループが管理運営するファンドからの投資残高は、154社、139.81億円(前期末196社、165.58億円)となった。
プライベートエクイティ投資においては、主に国内及び中国で投資を行い、同社グループの自己勘定及び同社グループが管理運営するファンドからの投資実行額は、前期比6.5%増の12.05億円となった。投資回収については、ファンドの満期に伴い国内において株式売却を進めた一方、海外では未上場株の売却が減少し、また、国内のIPO社数が減少したことなどから、前期に比べ上場株式の売却が減少した。
再生可能エネルギー投資の投資実行額は、前期比15.8%減の26.81億円となった。メガソーラープロジェクトへの投資を行ったほか、新たに、食品残渣等の有機廃棄物の処理に伴い発生するメタンガスを活用する、バイオガスのプロジェクトに投資を行った。他方、9件、合計81.8MW(うち同社持分51.9MW)のプロジェクトを売却したことが増収増益の要因となった。
その結果、2018年3月期末現在において投資をしているプロジェクトは、売却や回収した案件を除き、合計で19件、79.7MWとなった。このうち同社が出資した持分に帰属する部分は40.1MWとなった。
また、メガソーラー以外の再生可能エネルギープロジェクトについては、上記のバイオガスプロジェクト1件、1.6MWの他、1 件、2.0 MWの木質バイオマスプロジェクトが 2018 年 1 月に売電を開始した。加えて、1件16.0MWの風力発電プロジェクトが事業化に向け調査中である。
投資先企業からのIPOは国内1社、海外1社、合計2社となった。
2018年3月期における同社グループが管理、運用又は投資情報の提供を行っているファンドの運用残高は、12ファンド、191.50億円(前期末15ファンド、287.53億円)となった。
2019年3月期通期の連結業績予想については、合理的な業績予想が困難なため行っていないが、投資家の利便性を図るべく、業績予想に代えて数値の合理性は低いが「従来連結基準による見込値」を開示している。
それによると、従来連結基準では、営業収益が34.50億円、営業利益が7.00億円、経常利益が5.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.70億円の見込み。4期連続の黒字を目指している。
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