ディア・ライフ<3245>は11日、2018年9月期第2四半期(17年10月-18年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.2%減の49.49億円、営業利益が同9.4%減の6.05億円、経常利益が同4.5%減の6.12億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同7.3%減の3.92億円となった。

セグメント別では、リアルエステート事業は、売上高が前年同期比4.8%減の39.36億円、営業利益が同7.1%増の7.44億円となった。「北千住(東京都足立区)」、「大森3(東京都大田区)」などの都市型マンションや収益不動産を、不動産販売会社や個人資産家等に売却を進めた。また、開発用地と収益不動産の仕入を合わせて9件行った。

セールスプロモーション事業は、売上高が前年同期比1.1%減の1.63億円、営業利益が23.7% 減の0.36億円となった。大手を中心とした不動産会社からの営業サポート・事務系職種の人材派遣案件を受注した。顧客企業の長期人材ニーズや多数のスタッフが必要とされる大型案件にもタイムリーにサービスを提供できるよう、スタッフ採用ルートの拡張や採用後のスタッフ教育に力を入れた。

アウトソーシングサービス事業は、売上高が12.0%増の8.49億円、営業利益が同6.1%減の0.76億円となった。子会社のパルマが展開する当事業においては、ビジネスソリューションサービス(セルフストレージ事業会社向け滞納保証付きアウトソーシングサービス)を始めとした各種サービスの導入が堅調に進んだ。また、ターンキーソリューションサービス(セルフストレージ施設開発販売、開業支援・事業運営コンサルティング)の取組として、事業拡大や投資運用ニーズに応えるべく、セルフストレージ開発用地の取得を積極的に行い、また販売用セルフストレージ物件を売却した。

2018年9月期通期の業績目標については、経常利益が22.70億円、当期純利益が19.50億円を見込んでいる。
なお、2018年5月7日付でパルマを連結子会社から関連会社へ移行した。その結果、2018年9月期第3四半期決算より非連結決算へ移行する。このため、通期の業績見通しは、連結業績目標に代えて個別業績目標へと2018年4月17日付で変更した。
また、業績は主力事業のリアルエステート事業における不動産の売買動向によっては収益が大きく変動する可能性があり、現時点における通期予測については不確定要素が多いことから、合理的に仮定された条件に基づいて算出された「業績予想」に代えて、当会計年度の経営目標である「業績目標」を開示している。


<MW>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ディア・ライフ---2Qは売上高が49.49億円、前年同期比同水準の業績を計上