フリービット<3843>は8日、ティアック<6803>とオンキヨー<6628>の合弁会社ティアックオンキヨーソリューションズより、介護記録システム事業を譲受すると発表した。

同社グループは、2020年4月期に連結売上高500億円、連結営業利益50億円の達成を目指し、中長期での事業拡大に向けた先行投資を実行してきた。
中でも、ヘルステック分野においては、フリービットEPARKヘルスケアを子会社化するなど、同社グループのインターネットテクノロジーを活かした事業規模の拡大に努めてきた。結果、フリービットEPARKヘルスケアは利益を生み出すビジネスモデルとなり、今後の同社グループ業績を牽引する体制が整ってきた。
譲受事業が提供する介護施設向け介護システム「コメットケア」は、介護業務で重要なケア記録をタブレット等の端末で簡単に入力・保存・共有ができる「介護記録ソフトのスタンダード」に位置付けられている。入力記録は施設内でのリアルタイム共有だけでなく、複数施設の一元・一括管理も可能。業績も堅調に推移し、今後も提供先が増加する見込みという。
譲受事業も、ヘルステック分野との相乗効果が見込めるため、事業規模の拡大を期待している。
譲受事業の2017年3月期売上高は1.55億円、資産の売掛金が0.12億円、負債の買掛金が0.09億円、譲受価格は3.63億円、決済方法は事業譲受日の6月1日(金)に現金決済を行う予定。


<MW>

情報提供元: FISCO
記事名:「 フリービット---介護記録システム事業を譲受け