鴻池運輸<9025>は20日、NSD<9759>と共同で、情報システムの受託開発を手掛ける合弁会社を設立すると発表した。会社設立、出資完了は7月中を目指す。出資比率は鴻池運輸が70%、NSDが30%を予定している。商号はコウノイケITソリューションズ。

設立の目的は、KONOIKEグループ全社向けのシステム企画、設計、プロジェクト管理、導入展開。また、同社グループシステムエンジニア人材のAI・IoTなどの先端技術習得とスキルアップ、開発したIT関連サービスの同社グループの既存および新規顧客への提案、導入推進としている。

事業スキームとしては、鴻池運輸がIT戦略・企画、IT統制全般・IT予算管理を担当。NSDが目的に沿ったプロジェクトマネージャー、SEを合弁会社に派遣、業務の遂行と鴻池運輸のSE育成支援、合弁会社からのシステム開発受託・保守メンテナンス、先端技術の提供と協業支援を行う。

合弁会社の設立により鴻池運輸は、自社内の情報システム部門のエンジニアを一部出向させることで、ノウハウの習得とスキル向上を図り、グループ内システムの改革の加速を目指す。更に将来的には、グループ会社外の企業へのサービス提供も目指していく。


<MW>

情報提供元: FISCO
記事名:「 鴻池運輸---NSDと共同で情報システム受託開発の合弁会社を設立