b) その他プロジェクト 順天堂大学教授とのプロジェクト(「認知症予防」及び「痛み軽減効果」の共同研究)では、「痛み軽減効果(疼痛管理)」の臨床試験が開始された。また、岩本町芸能社との業務提携(VRアイドル市場への本格参入)についても、技術面及び資金面での支援を通じて、各種プロジェクトを推進中である。特に、前述した「INSPIX」への新規IP展開などが期待される。
(2) ライフハック a) IoT関連 持分法適用会社ロビットが展開するスマートフォン連動型カーテン自動開閉機「めざましカーテンmornin’」は着実に販売実績を上げており、累計販売個数は33,000個を突破した。「2017年度グッドデザイン賞」(公益残団法人日本デザイン振興会主催)を受賞した。なお、2018年2月には機能拡充させた新型「めざましカーテン mornin’ plus」を発売、同時に乃木坂46等とコラボした限定モデルの予約販売も開始した。現状、業績への寄与には至っていないものの、技術や販売ノウハウの蓄積を含め、今後の事業展開に向けて様々な可能性を探っている段階と言える。
b) フード関連 また、連結子会社mellowが展開する「TLUNCH」(フードトラック・プラットフォーム)についても、利便性の高さや需要の大きさ等を背景として足元で急激に拡大しており、首都圏において50スペース(出店台数)を突破。当第1四半期においても前期売上高を超えるペースで伸びているようだ。
4. 新規事業投資を目的としたファイナンス計画を発表 同社は、ポテンシャルの大きなVR事業(Virtual Live Platform「INSPIX」)の開発・運営などへの事業投資や市場が拡大しているオンライン恋愛・婚活サービス「with」のユーザー獲得を目的として、新株予約権の発行(第三者割当)による資金調達を公表した。権利行使価額を3つの水準(3,050円、5,000円、7,000円)※1に分け、それぞれ発行(第14回~第16回)しており、そのうち2つ(第15回と第16回)はターゲット・イシュー・プログラム※2となっているところがポイントである。発行新株予約件数は合計17,000個(潜在株式数1,700,000株)、仮にすべて権利行使された場合の資金調達額は総額(概算)で72.5億円※3(行使期間は3年間)になる。