■今後の見通し

● 2018年11月期の業績見通し
ネクステージ<3186>の2018年11月期の通期予想は、2ケタの増収、経常増益を見込む。予想売上高が前期比13.5%増の135,000百万円、営業利益が同9.4%増の3,800百万円、経常利益が同12.0%増の3,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.5%増の2,500百万円である。

当期の取組方針は、総合店・SUV LANDの拡大、買取仕入れの強化、新車ディーラーの強化である。販売店舗の新規出店は、大型店である総合店が5店舗、SUV LANDが2店舗、新ブランドの新車ディーラーが1店舗、計8店舗増を見込む。退店は、近隣に大型店を出店した中型店の1店舗が予定されている。残りの中型店28店舗は、すべて黒字経営である。期末の販売店舗数は、前期比7店舗増の61店舗に拡大する。買取店は、既存店の併設を増やし、11店舗増の32店舗を計画している。

継続的に業容を拡大していくために、新卒者の採用を強化している。前期は、2017年春の新卒者175名に中途採用者を加えて約350名を採用した。入社後、数年経過すると新卒者のパフォーマンスが中途採用者を上回る。中途採用者に比べ離職率も低いことから、2018年は新卒者主体で420名の採用を計画している。同社の決算期は11月期であるが、翌年3月出店分までの人員を確保する必要があり、当期だけで見れば人員にだぶつき気味になる。未経験者が急増するため、教育部署の増員をしている。マニュアルを整備し、本部研修だけでなく、エリア及び店舗における研修も実施している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ネクステージ Research Memo(9):2018年11月期は2ケタの増収、経常増益を見込む