■会社概要と強み

JIG-SAW<3914>は、2001年11月創業で2015年4月東証マザーズに新規上場したインターネットサービスのマネジメント企業。創業当初の事業目的は「セキュアOSの研究開発」であったが、2008年に「顧客のインターネットサービスのシステム監視、障害対応及びフルマネジメントからなる自動運用サービス」へと転換、2017年には「再生医療分野への取り組み」を事業目的に加え、現在に至っている。

同社が提供するマネジメントサービスは、インターネット上のサービスやインターネットとつながるすべてのモノが快適かつ安定稼動することをサーバの監視・運用等により支援するもの。システムの自動監視をできるだけシンプルなサービスとして顧客に提供するために、1)Linux OSの研究技術基盤、2)IoTビッグデータの活用、3)ロボット型オートディレクションプラットフォーム「puzzle」のクラウド提供、4)IoTデバイスマネージ及びIoTデータコントロールサービス、5)マルチプラットフォームにおけるサポート、6)日本最大級のコントロールセンター、といった武器を駆使している。

同社マネジメントサービス事業は、典型的な固定費ビジネスであり、顧客数の積み上がりが月額課金モデルとあいまって、収益の加速度的な成長、キャッシュ・フローの着実な創出を可能とする。
詳細な開示はないものの、極めて高い契約継続率とアップセル(契約当たり単価の上昇)の両立が実現できているもようであり、IoTの進展に伴う今後のインターネットトラフィックの猛烈な拡大につれて、同社マネジメントサービスの収益規模が加速度的に拡大する蓋然性は高いようにみえる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 前田吉弘)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 JIGーSAW Research Memo(2):サーバ等の監視・運用を主力とするマネジメントサービスを展開