カイオム・バイオサイエンス<4583>は22日、同社が創製した抗セマフォリン3A抗体について、糖尿病黄斑浮腫及び非眼科領域を含む糖尿病合併症に対する治療薬及び診断薬の開発に関する共同開発ライセンスと独占的オプション契約をSemaThera Inc.(本社:カナダモントリオール)と締結したことを発表。

同社はSemaTheraに対し、本抗体を独占的に評価する権利と、治療薬及び診断薬開発のために本抗体に関する特許の全世界における独占的実施許諾のオプション権を付与する。本契約締結により、同社はSemaThera社から、オプション権を行使するまでの期間、オプション料を受領する。また、オプション権行使によりライセンス契約が締結された場合には、開発の進捗に応じたマイルストーンを受領。さらに製品の販売後には売上高に応じたロイヤリティを受け取る。

SemaTheraはカナダのバイオテクノロジー企業で、いくつかの網膜疾患に対する治療薬としてのセマフォリン3A阻害剤の開発に注力している。セマフォリン3A は血管新生、老化、神経再生にも関与しており、SemaTheraの技術は将来、がんや神経変性疾患に対する治療法に繋がる可能性がある。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 カイオム・バイオサイエンス---抗セマフォリン3A抗体の共同開発ライセンス及び独占的オプション契約締結