パイプドHD<3919>は19日、同社グループ会社エルコインが子会社となるシモキタコインを設立すると発表した。

今回設立するシモキタコインは、エルコインが提供する電子地域プラットフォームにおける発行事業者第1号となる。主に下北沢で行われるイベントや商業施設及び飲食店等で利用される電子地域通貨を発行する。同通貨は、クレジットカードなど他の電子決済よりも導入費用や手数料が抑えられるため、店舗が導入できるメリットがある。また、ポイントシステムの利用による再来店の促進や、スマートフォンを用いた投げ銭やチップ等の新しい取引の創出を企図しているという。

パイプドHDのグループ会社で、地域密着型webサイト「I LOVE 下北沢」を運営するアイラブと協業で、同地域内の店舗や地域外から訪れる人々の利便性と楽しさの実現を目指していく。また、地域の商店や金融機関の資本参加を視野に入れ、地域とともに経済の活性化を進める。

今後、エルコインは各地域へも電子地域通貨プラットフォーム事業の展開を図る考えだ。

なお、本件が同社グループの今期業績に与える影響については、2018年2月期決算短信(2018年4月10日公表予定)の業績予想に織り込んでいくとのこと。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 パイプドHD---電子地域通貨事業を展開する子会社(孫会社)を設立