なお、海外市場の取り組み状況として2016年4月に米国でJPN Mart Inc.が運営する日系のスーパーマーケット「Seiwa Market」(カリフォルニア州2店舗、テキサス州1店舗)内で約500アイテムのPB商品などを販売、2016年秋からは香港のスーパーマーケット向けにも間接的に卸販売を開始しており、順調に出荷額も拡大しているようだ。特に、香港については日本食をメインとしたスーパーマーケットに出荷しているが、前期までは冷凍食品のみであったが、2017年11月より常温商品の出荷も開始しており、販売状況も好調に推移している。現在、20〜30店舗に出荷しているが、相手先企業はグループ全体で約200店舗のスーパーマーケットを運営していることから、今後の伸びが期待される。
一方、惣菜店の「Green's K」については利益率向上に取り組んでおり、目途が付いた段階で店舗数を増やしていくことを検討している。また。低価格のビュッフェ&セルフクック型の外食店舗である「Green's K 鉄板ビュッフェ」については利益率の改善余地が少ないことから出店計画はなく、前期並みの売上水準を見込んでいる。なお、損失については前期同様、在庫の処分損が主因となる。