■今後の見通し

2. 2019年3月期の考え方
2019年3月期について弊社では、2018年3月期に引き続き増収増益になるとみている。理由の一つはスターティア<3393>の2つの事業(現行のITインフラ関連事業とデジタルマーケティング関連事業)がいずれも順調に伸びると期待できることがある。ITインフラ関連事業はそもそも収益性の高い事業であり、2017年3月期の不振は営業体制の変更による一時的なものだった。デジタルマーケティング関連事業ではCOCOARが本格拡大期に入っていることで収益のベースを作ることが出来るとみている。そこにフリーミアムの効果がどの程度加わるかで増収増益の幅が変わってくるという構図だ。

持株会社体制への移行に際して同社は新会社の設立や新事業への進出を計画している。これによりこれまでにない費用が発生してくることになるが、注意を要するのはスターティアレイズのITソリューション事業、すなわちRPAソフトを早期に離陸させるぐらいだと考えている。それ以外は販管費を多少押し上げる程度にとどまるとみている。しかし、RPAソフトは同社の高いコストコントロール力の下での運営であり、費用が野放図に膨れ上がるような事態に陥る可能性は低いとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 スターティア Research Memo(14):2018年3月期の回復・拡大基調が継続し、引き続き増収増益を予想