(2) 事業セグメント別の戦略 a) 駆けつけ事業 駆けつけ事業では年間サービス提供件数を2017年9月期の10万件から2019年9月期は50万件まで拡大することを目標としている。基本方針として、事業効率の改善とWeb集客の強化に取り組んでいく。このうち、事業効率に関してはサービスメニューを7種類(鍵、水回り、ガラス、害虫駆除、パソコン、庭掃除、リフォーム)に絞り込んだことで改善が進んでいる(従来は20種類以上を提供し、非効率となっていた)。また、Web集客の強化に関しても2017年12月にWebサイトを全面リニューアルし、アクセス件数を増やしている。今後はWeb上のデータベース拡充を進めていくほか、潜在的ユーザーの掘り起こしを図っていくことで、成約件数の拡大を進めていく方針だ。
c) 保険事業の戦略 子会社で展開する保険事業では、2017年9月期で27万件の契約件数を2019年9月期に40万件まで拡大することを目指している。基本戦略としては、会員事業と同じく「入り」のタイミング(入居、入学、入会、購入、入社等)に自然に加入するような保険商品の開発に注力し、保険商品の種類を現状の5種類から10種類と2倍に拡充することで契約件数を拡大していく方針だ。販売面ではWebでの集客のほか、会員・保証事業で開拓した販売チャネルを活用することで効率的に契約を獲得していく。また、2017年に契約件数が急増した「痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士保険」については、法人向けに拡販していくことも計画している。保険事業についてもストック型ビジネスモデルとなるため、今後安定した成長が見込まれる。