ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』12月21日放送において、桑山< 7889 >を取り上げている。主な内容は以下の通り。

桑山は、貴金属チェーンからダイヤモンド、真珠、色石までを幅広く取り扱う国内トップの総合ジュエリーメーカーです。特に貴金属チェーンは国内で圧倒的なシェアを有しているほか、相手先ブランドをはじめ各種製品を大手小売店チェーンなどに広く供給しています。近年、日本のみならず世界でも認められるようになり、製販両面でアジアを中心に海外へ進出、グローバル展開も積極的に推進しています。

オリジナリティあふれるデザイン力、世界トップレベルの生産技術と品質基準、顧客に寄り添った営業体制、高水準の品質保持体制など、全社的な取り組みが顧客の安心につながっており、これを「桑山品質」といいます。なかでも、ハイレベルな製造能力、安定した高クオリティ、卓越した企画力、つまり「桑山品質」を支える製品力が強みになっています。そして、本社の企画デザイン機能、富山・無錫・広州・タイの4工場における生産技術、本社を中心とする調達・販売ネットワーク、通常営業と技術営業による顧客サポート、すべてをつなぐ業務システムなど、総合ジュエリーメーカーとして全方位を見渡したビジネスができるからこそシナジーが生まれています。

2017年、桑山は香港の世界的なデザインコンテストで最高賞を受賞しました。桑山のデザインや技術力が真に世界で認められたのです。既に中国では、桑山が主力とするブライダルリングやファッションジュエリーなど高付加価値製品が伸びています。このため、中国で2番目の広州工場の稼働を開始するとともに、今期中に香港に中国本社を設立します。貴金属チェーン一貫製造、総合メーカーへの業容拡大と2回のターニングポイントを経ることで、国内トップの総合ジュエリーメーカーへと成長した桑山が次に狙うのは、香港をベースに世界への本格的進出です。

2018年3月期通期の業績見通しについては、売上高380億円、営業利益13億円を見込んでいます。第2四半期に大幅減益になったものの、期初の増益予想を変更していません。ダイヤモンド素材の回復は不透明ですが、利益インパクトが小さいこと、先行費用が一巡し利益収穫期に入ってくること、日本国内の小売市場に回復の兆しが出ていることなどから、桑山は期初予想どおりの増収増益を確保できると考えているためです。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30~14:45放送



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情報提供元: FISCO
記事名:「 桑山---ラジオNIKKEIマーケットプレス12月21日放送