(1) 安定収益部門 a) Power Station 再生可能エネルギー発電所の運用・維持管理業務(O&M業務)を支える統合管理システム。同社のIoT技術の活用により入手した様々な情報の収集・分析を行い、機器トラブルの早期発見、発電量の最大化を実現する。
b) バスロケーションシステム 都バスや市バス内の状況や道路情報を専用アプリから専用ユニット(V2X)へ転送、それをインターネット回線を経由して営業所へ集約、さらにその内容をスマートフォン等のデバイスを通して市民(バス利用者)へバス運行情報として発信する。既に2017年4月から神戸市営バスの全路線にてサービスが開始されている。今後、各地域での採用を目指しており、デファクトとなる可能性もある。
(2) 通信技術分野 a) V2X(Vehicle to X):車・車間通信 V2Xとは、自動車(Vehicle)と他の様々な機器やもの(X)とを通信でつなげること。同社は、V2Xユニットのソフトウェア開発とV2Xを活用した新サービスの提案を実施している。
b) 非常時におけるアドホックネットワークの構築・活用 非常時におけるアドホックネットワーク通信とは、地震等の緊急時に移動している自動車等を臨時の通信基地として利用し、仮のネットワークを構築して活用するもの。現在、総務省主催の「非常時のアドホック通信ネットワークの活用に関する研究会」で実用化が検討されているが、同社も構成員としてこの会議に参画している。