アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>は13日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)決算を発表した。売上高が前年同期比1.0%増の6.33億円、営業損失が0.69億円(前年同期は1.00億円の損失)、経常損失が0.51億円(同0.99億円の損失)、四半期純損失が0.52億円(同1.28億円の損失)となった。

ホームページにおける顧客サービスサイトの機能を引き続き拡充し、有益な建築デザインコンテンツを配信しサイトの価値向上を図り、ウェブユーザーへの需要喚起と新規アカデミー会員の獲得を推進した。また、従来型サプライチェーン(加盟スタジオによる会員獲得から工事請負契約の受注に至るサプライチェーン)の成長鈍化傾向を補強すべく、建築家情報空間「ASJ CELL」における著名建築家作品展示会及びセミナー来場者や提携先等の紹介によって獲得した富裕層を中心としたアカデミー会員への直接的な働きかけにより顧客満足度を高め、登録建築家とパートナー建設会社の受注促進に寄与することで収益の向上を図ってきた。これらにより従来型サプライチェーンの主要業績評価項目の改善には課題が残ったものの、新規サプライチェーン(同社による会員獲得からパートナー建設会社へ工事請負契約の受注機会を促進するサプライチェーン)からのロイヤリティ収入が前年同期比で改善し、従来型サプライチェーンの収益減少を補った。

2018年3月通期の業績予想は、売上高が前期比0.1%増の13.79億円、営業利益が0.02億円、経常利益が0.02億円、当期純利益が0.00億円とする期初予想を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン---2Q増収、各施策によりロイヤリティ収入が改善