DDホールディングス<3073>は14日、エスエルディー<3223>普通株式を公開買付けによって取得し、資本業務提携契約を締結すると発表した。エスエルディーは本公開買付けに対して賛同の意見を表明している。

買付後のエスエルディー株の所有割合は43.48%となり、同社の持分法適用関連会社となる。将来的には、連結子会社化することも検討しているとのこと。

エスエルディーは、様々なブランド(業態)の開発を行い、主要都市繁華街エリアを中心に、「kawara CAFE&DINING」ブランドをはじめとするカフェダイニング業態をメインとした飲食店舗のほか、「LOOP」ブランドによるライブハウスを直営にて運営する『飲食サービス事業』、及び直営店舗の出店を伴わないイベント企画等や店舗プロデュースサービスを提供する『コンテンツ企画サービス事業』を展開している。

本件によって、消費者嗜好の多様化に対応できるブランドポートフォリオの拡充や、出店エリアのドミナント戦略の最大化、資本業務提携によるスケールメリットを生かした共同購買や購買ノウハウの共有による原価削減などのシナジーか期待される。

同社は今後、エスエルディーの上場を維持し、上場会社としての自主的な経営を尊重しつつ、連携を深め、企業価値の向上に関する具体的な取り組みに向けて、協議・検討を行うことを予定している。

買付期間は2017年11月15日から12月13日で、買付価格は1株1,130円、買付予定数60.8万株で買付代金は6億8,704万円となる。


<MW>

情報提供元: FISCO
記事名:「 DDホールディングス---エスエルディーと資本業務提携を発表、両社の強みを生かしてシナジー創出図る