クイック<4318>は31日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.9%増の84.05億円、営業利益が同10.0%増の16.94億円、経常利益が同10.3%増の17.45億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同14.3%増の12.28億円となった。

人材サービス事業において、建設と土木分野や製造分野等での採用ニーズは依然として高く、一般企業を対象とした専門職種の人材紹介の売上高は堅調に推移した。また、病院や介護施設等を対象とした看護師紹介についても、競合企業との登録者獲得競争が続く中、旺盛な採用ニーズを背景に業績は順調に推移している。

リクルーティング事業では、新卒採用領域において、卒業予定の大学生向けの新卒採用広告に加え、インターンシップ募集広告や合同企業説明会をはじめとするイベント出展等の取り扱いが拡大した。

情報出版事業では、住宅情報誌「家づくりナビ」の広告取り扱いが堅調だったほか、折り込みチラシ等のポスティングサービスやコンシェルジュサービス「ココカラ。家づくり」が好調だったものの、生活情報誌が苦戦した。

2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比10.4%増の161.00億円、営業利益が同8.6%増の21.70億円、経常利益が同8.5%増の22.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.4%増の15.50億円とする期初計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 クイック---2Qは人材サービスの高い需要を受けて2ケタ増収増益達成