こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

11月に入りましたね。今月も様々なイベントが控えていますが、何に注目すればいいのでしょうか。11/11付の「Daily Outlook」では、11日が「独身の日」であることに注目し、関連銘柄について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『11月11日はシングルを連想する「1」が並ぶ「独身の日」であり、ネット通販大手アリババグループが2009年にネット通販サイトで27店舗からスタートしたセールの日にあたる』と伝えています。

続けて、『昨年の米国サイバーマンデー(ネット通販のセール開始日である感謝祭明け月曜日)の売上高が約3,800億円(33.9億ドルを2016年11月28日1ドル=111.88円で換算)であったのに対して、「独身の日」の売上高は約1兆9000億円(1,207億元を2016年11月11日1元=15.70円で換算)と大きく上回っており、今では世界的なショッピングフェスティバルの1つとなっている。日本企業も出店しており、昨年の売上高上位はユニクロ、パナソニック、シャープ、ソニーであった』と、独身の日が米国の大規模セールを上回る規模であることを紹介しています。

さらに、独身の日による需要拡大が見込まれる越境ECについて。『日本企業は中国市場ならびにEC(Eコマース)への参入によるシェア拡大を目指している。経済産業省によると、中国消費者の越境EC購入先は米国に続いて日本が2位。2016年の日本からの購入額は前年比30.3%増の1兆366億円に上った。売れ筋商品はアパレルや靴、化粧品に加えて、食品、飲料などの割合が高くなっている。中国消費者はECを利用する上で「商品の品質が保証されている(正規品)」ことを支持しており、日本製品のクオリティの高さは魅力の 1 つとなっている』との見解を述べています。

最後にレポートでは独身の日に関連して、『消費関連の主な銘柄』を紹介しています。具体的にはファーストリテ<9983>や資生堂<4911>、マツモトキヨシ<3088>など全8銘柄が挙げられていますので、詳しくは11/1付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜




<DM>

情報提供元: FISCO
記事名:「 11月11日は消費を促す「独身の日」、SMBC日興証券(花田浩菜)