サンリツ<9366>は31日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.9%増の77.52億円、営業利益が同33.0%増の2.90億円、経常利益が同52.0%増の2.41億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同311.6%増の1.56億円となった。

梱包事業部門の売上高は前年同期比10.8%増の56.79億円、セグメント利益は同12.4%増の5.10億円となった。新規案件が大きく寄与したほか、海外子会社の業績が工作機械取扱い増加及び中国事業再編等により改善したことで、売上高及びセグメント利益ともに増加した。

運輸事業部門の売上高は前年同期比0.1%減の10.38億円、セグメント利益は同30.7%増の0.33億円となった。無線通信機器の取扱いが減少したものの、医療機器及び国際航空貨物の取扱いが増加したことにより、売上高はほぼ前年並みとなった。

倉庫事業部門の売上高は前年同期比0.9%減の8.95億円、セグメント利益は同7.0%減の1.63億円となった。国際航空貨物取扱いにおける新規案件の開始が売上高に寄与したが、前期発生したスポット売上がなくなり、売上高及びセグメント利益ともに微減となった。

賃貸ビル事業部門の売上高は前年同期比19.7%増の1.41億円、セグメント利益は同136.5%増の0.51億円となった。フリーレント期間が終了したことにより、売上高及びセグメント利益ともに増加した。

2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.2%増の148.00億円、営業利益が同10.0%増の6.90億円、経常利益が同19.1%増の5.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同31.4%増の3.40億円とする期初計画を据え置いている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 サンリツ---2Q増収増益、梱包事業部門や運輸事業部門が収益に貢献