UMNファーマ<4585>は31日、2017年12月期第3四半期(2017年1~9月)決算を発表した。売上高が0.04億円、営業損失が4.12億円、経常損失が0.60億円、四半期純損失が0.61億円となった。

同社は、事業領域を「次世代バイオ医薬品自社開発事業」及び「バイオ医薬品等受託製造事業」と定め、バイオ医薬品開発プロセスのうち、「研究段階から開発段階、更には製品供給への移行の支援・橋渡し」、具体的には「バイオ医薬品のCMC開発・工業化検討」に特化し、上記2事業を中心に展開している。

なお、同日に、第一三共<4568>とのノロウイルスワクチンに関する共同研究契約の終了合意の発表を行うとともに、塩野義製薬<4507>との感染症予防ワクチン基盤技術整備及び開発候補品の基礎的研究に関する資本業務提携を発表している。新株及びCBを塩野義製薬へ割り当て16.28億円を調達、今後は、塩野義製薬との資本業務提携に経営資源を集中していくとしている。

2017年12月期通期業績への影響は精査中としており、具体的な影響が明らかになった場合には、速やかに開示するとのこと。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 UMNファーマ---新規受託案件は、通期目標3件に対して、現時点では2件見積を提出済み