ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』10月26日放送において、TOKAIホールディングス<3167>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

次に紹介するのは、証券コード<3167>東証1部上場のTOKAIホールディングスです。

TOKAIホールディングスは、静岡県を地盤にLPガスを中心とした「エネルギー・住生活関連事業」と「情報通信事業」を展開しています。2018年3月期よりスタートした中期経営計画「Innovation Plan 2020“JUMP”」では、M&Aやアライアンス等を活用した積極投資により、売上高が前の期と比べて1.9倍の3,393億円、営業利益が前の期と比べて1.8倍の225億円を目標として掲げ、成長戦略を推進していく方針を打ち出しています。

2018年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年の同期間と比べて2.2%増の425億3,100万円、営業利益が前年の同期間と比べて25.0%減の21億5,200万円となりました。顧客件数の拡大を目的とした顧客獲得及び解約防止コストの増加により減益となったものの、2018年3月期第1四半期末の顧客件数はLPガスやCATV事業を中心に前年の同期末と比べて1万3,000件増の257万件と順調に拡大し、2四半期連続で増収となりました。また、社内計画との対比で見れば売上高は計画どおりに推移し、営業利益は各セグメントでの間接コスト削減が想定以上に進んだことで4億円程度上回ったとみられます。

2018年3月期の連結業績は、売上高が前の期と比べて6.0%増の1,894億万円、営業利益が前の期と比べて10.5%減の114億1,000万円と期初計画を据え置いています。LPガス事業のエリア拡大や通信事業での新サービスの販促、リテール顧客の解約防止等の先行投資を見込んでいるためです。

なお、2017年7月に持分法適用関連会社であった東京ベイネットワークの株式を追加取得し、CATV事業における顧客基盤の拡大を図っています。同社では2018年3月期末の顧客件数を前の期末と比べて31万6,000件件増の288万件に拡大することを目標としていましたが、今回の子会社化によって25万件が加わり、現時点では282万件と目標の81%の水準まで達し、射程圏内に入ってきています。なお、東京ベイネットワークは年間売上高で約28億円、営業利益で約1億円の収益水準であり、全体の業績に与えるインパクトは軽微です。


ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30~14:45放送


<TN>

情報提供元: FISCO
記事名:「 TOKAIホールディングス---ラジオNIKKEIマーケットプレス10月26日放送