メディシノバ・インク<4875>は26日、MN-166(イブジラスト)の進行型多発性硬化症を適応とするフェーズ2b臨床治験において、2つの主要評価項目(プライマリーエンドポイント)を達成したことを発表。

プライマリーエンドポイントのうち1つめは、全脳萎縮の進行度についてMRI検査を用いて評価した結果、MN-166で治療されたグループは、プラセボ群と比較して統計学的に有意に全脳委縮の進行度を抑えることが検証された。また、プライマリーエンドポイントの2つめは、MN-166の安全性および認容性についてだが、いずれも良好な評価を達成したとしている。

本治験のトップラインデータは、フランス・パリで開催される第7回ECTRIMS-ACTRIMSの合同学術集会のレイトブレイキングセッションにおいて、本臨床治験の主任治験医師である、クリーブランドクリニックのロバート・J ・フォックス博士により、現地時間10月28日に口頭発表される予定。

同社は、今回の結果を受けて、これまで治療が困難であった進行型多発性硬化症の治療薬の開発に向けての大きなステップになるものと考えているとしている。



<TN>

情報提供元: FISCO
記事名:「 メディシノバ・インク---MN-166の進行型多発性硬化症の臨床治験で2つの主要評価項目を達成