■会社概要

1. 会社概要
アイル<3854>は中堅・中小企業を主たる顧客対象として、企業の経営力アップを支援するトータルシステムソリューション企業である。顧客の抱える経営課題全般に対して、基幹システム構築、システムサポート保守、ネットワーク構築、人材教育、Webコンサルティング、ECサイト構築、複数ネットショップ一元管理ソフト、ポイント・顧客一元管理ソフトなど、人材採用・教育支援も含めた幅広い分野で、ITの有効活用が必要な中堅・中小企業の経営課題を解決するための商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案するという、ITを通じたトータルシステムソリューションを展開している。またICC(アイルキャリアカレッジ)大阪堂島校・東京校を運営している。

2017年7月期末の資本金は354百万円、発行済株式総数は6,260,714株、連結社員数は552人である。事業所は大阪本社、東京本社、及び名古屋支店、福岡支店、仙台支店で、2017年10月には次世代クラウド研究開発用オフィスとして島根県松江市に「アイル松江ラボ」を開設した。連結子会社は(株)ウェブベースである。

2. 沿革
1991年2月設立。1996年4月パソコンスクール事業を開始。2000年9月求職情報サイト「@ばる」オープン。2003年1月DBD(デジタル・ビジネス・デザイン)事業を開始して独自戦略を確立、同年11月Web事業へ本格参入。2004年10月自社オリジナル販売管理ソフト「アラジンオフィス」をリリース。2005年8月Webドクター事業を開始。2007年6月大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場。2009年3月複数ネットショップ一元管理ASP型サービス「CROSS MALL」をリリース。2010年10月大阪証券取引所の市場統合に伴い大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。2011年8月ウェブベースを子会社化。2013年4月ネットショップとリアル店舗のポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」をリリース。2013年7月大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い東京証券取引所JASDAQグロースに上場した。

オフィスコンピュータの販売会社としてスタートし、ソフトウェアの自社開発・販売、パソコンスクール運営などに事業展開し、現在はシステムソリューション事業、クラウド事業(CROSS事業とWebソリューション事業、2017年7月期から旧Webソリューション事業を名称変更)を主力として、中堅・中小企業向けにトータルシステムソリューションを提供している。

2016年9月にはISO27001(ISMS)を取得した。また2017年6月にはシビラに出資(出資比率5.5%)し、資本業務提携した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)



<NB>

情報提供元: FISCO
記事名:「 アイル Research Memo(2):中堅・中小企業の経営力アップを支援する、トータルシステムソリューション企業