システムインテグレータ<3826>は6日、2018年2月期第2四半期(2017年3-8月)決算を発表した。売上高が前年同期比7.2%減の14.59億円、営業利益が同125.2%増の1.50億円、経常利益が同121.4%増の1.52億円、四半期純利益が同152.2%増の1.05億円だった。

Object Browser事業では、政府が掲げる「働き方改革」に取り組む企業が増加しており、生産性向上のために同社ツールを導入する企業の拡大が見込まれる。データベース開発支援ツール「SI Object Browser」とデータベース設計支援ツール「SI Object Browser ER」は、主力製品の一つとして安定した収益源となっている。プロジェクト管理パッケージ「SI Object Browser PM」は、発売以来着実に売上を伸ばして導入企業実績は150社を超えた。アプリケーション設計ツール「SI Object Browser Designer」は、徐々に販売を拡大している。これらの製品の保守サポートは、ストック型ビジネスとして安定した事業収益をあげている。

EC・オムニチャネル事業は、ネット通販の普及とともに事業規模も順調に推移し、競争も激化しているが、自社のノウハウを生かして、着実に利益を上げることを重視した事業展開を行っている。

ERP事業は、Web-ERPパッケージ「GRANDIT」の主に製造業向けの販売・受注が拡大している。さらに、「SI Object Browser PM」との組合せにより、IT関連企業向けの「IT テンプレート」として製品化し、IT企業への導入事例も増えている。

2018年2月期通期の業績については、売上高が前期比19.6%増の38.00億円、営業利益が同105.4%増の4.50億円、経常利益が同103.4%増の4.53億円、当期純利益が同106.1%増の2.83億円とする期初予想を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 システムインテグレータ---2Qは経常利益が121.4%増、収益性が着実に向上