スリープログループ<2375>は18日、ブロックチェーン技術を利用したデータ共有プラットフォームの実証実験をカイカ<2315>と共同で開始することを発表した。

スリープログループはITを中心としたBPO事業、コワーキングスペース事業を提供している。新しいテクノロジーの普及に合わせて、登録された人材の空き時間とスキルをサービス化し、オンデマンドに提供することで、各市場の発展とともに成長してきた。近年は、フィンテック関連のビジネス領域にも積極的に注力している。

一方、提携するカイカは、40年以上にわたり金融業を中心に製造・公共・流通等のシステム開発をおこなっている。フィンテック関連ビジネスを戦略的注力領域に掲げ、ブロックチェーンの分野においても実績を積み上げている。

ブロックチェーンは、多数の参加者における取引記録の突合・所有権管理といったプロセスに適しており、様々な多様業種においてもより自由度の高い応用の検討や試行が可能である。

今回の実証実験において、スリープログループに登録されるエージェントの履歴書及び経歴書のデータを対象に、エージェント自身が管理できるようブロックチェーン上にトークン化し、高いセキュリティを維持した状態のまま、許可した人のみにデータの共有を可能とするプラットフォームの構築を目指した実証実験を行う。将来的には、様々な企業や人がつながり、データ共有及び売買を可能とするデータマーケットのようなプラットフォームを目標とするようだ。今回の協業によって、カイカはブロックチェーンの実証実験システムサポートのノウハウをさらに蓄積することができ、スリープログループは最新技術の研究・開発を進めることによる、事業拡大が期待される。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 スリープログループ---データ共有プラットフォームに関する実証実験をカイカと共同で開始