■サカタインクス<4633>の株主還元策

利益配分については、財務体質と経営基盤の強化を図るとともに、株主に対して利益配当を含めた利益還元を経営の重要施策と位置付けている。配当については、安定的な利益還元を行うことを基本方針としつつ、連結配当性向20%前後から30%前後の範囲を目安として実施していきたいとしている。中期的に収益拡大基調と一段の高収益化が予想され、目標とする連結配当性向が引き上げられる可能性もあるだろう。

また、株主優待制度を実施している。毎年12月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、QUOカード1,000円分を贈呈する。

2017年12月期配当予想は8月10日に増額修正した。期末に2円増額して年間30円(第2四半期末14円、期末16円)とした。2016年12月期の年間28円(記念配当2円含む)との比較でも2円増配となり、5期連続増配となる。予想配当性向は20.2%となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 サカタインクス Research Memo(7):2017年12月期配当は増額修正して5期連続増配予想