ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』10月2日放送において、MRT <6034>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

次に紹介するのは、証券コード<6034>東証マザーズ上場のMRTです。

MRTは、「医療を想い、社会に貢献する。」を企業理念とし、医師と医療機関をインターネットでつなぐ医療情報プラットフォームを医師目線で構築、運営し、医療人材紹介などのWebサービスを提供しています。東京大学医学部附属病院の医師の互助組織からスタートした経緯から、1都3県が主要な営業基盤です。地域医療の発展に貢献するために、2015年から名古屋・大阪・福岡に営業所を相次いで開設し、営業エリアを拡大し全国展開を加速させています。M&Aなども活用して既存事業の拡大を図りつつ、アライアンスを活用して新規事業を創出し医療情報プラットフォームの拡充に注力しています。

2017年3月期通期の連結業績は、売上収益が前期比14.9%増の11億5,400万円、営業利益が前期比23.2%減の1億5,600万円、税引前利益が前期比27.0%減の1億4,100万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が前期比28.6%減の8,800万円となり、3年連続で2ケタ増収となりましたが、各利益は減益となりました。売上収益の増加の要因としては、第4四半期から連結化した子会社NOSWEATの売上計上及び非常勤医師紹介件数の増加による売上増が大きかったようです。税引前利益で減益となった理由としては、M&A関連費用及びIFRS導入費用、Webサイトの構築費用などでした。

2017年8月10日に発表されたIFRSベースでの2018年3月期通期の連結業績予想では、売上高が前期比31.7%増の15億2,000万円、営業利益が前期比80.9%減の3,000万円、税引前利益が前期比85.9%減の2,000万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が前期比88.7%減の1,000万円と大幅な増収とともに営業減益となる模様。売上高に関しては、2017年1月から連結化したNOSWEATの売上げが通年で計上されるとともに、益々増加する医師の求人需要を背景に医療人材サービスが順調に拡大することを見込んでいます。また、2017年4月から有償サービスを開始した「遠隔診療ポケットドクター」の立ち上げに力を入れ、売上げを積み増したい考えです。利益に関しては、将来の成長のための投資フェーズと位置付けていて、費用を増加させるために、営業減益を予想しています。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30~14:45放送


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情報提供元: FISCO
記事名:「 MRT ---ラジオNIKKEIマーケットプレス10月2日放送