■株主還元

フジコー<2405>は、成長に応じた株主への利益還元を重要課題と認識しているが、現状は今後の成長に向けた設備投資や財務基盤の強化等に注力する方針としている。2017年6月期は、業績が計画未達となったものの、期初予想どおり、前期比2円増配となる1株当たり12円(中間6円、期末6円)を実施した(配当性向63.8%)。2018年6月期も前期と同額の1株当たり12円(中間6円、期末6円)を予定している(予想配当性向27.2%)。弊社では、今後も安定的な配当政策を基本としながらも、森林発電事業(電力小売り)を軸とした持続的成長により増配の余地は十分にあるとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 フジコー Research Memo(10):2018年6月期も前期と同額の1株当たり12円の配当を予定