以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年8月22日10時に執筆



投資家にとって「どの株がいつ上がるのか」を把握する事は最も重要なことですが、それが分かれば誰も銘柄選びに苦労しませんよね。

今後どのような銘柄が注目され、株価が上がるのか。それを予想するのが投機・投資の真髄と言えますが、中には動きを予想しやすいセクターもあります。

・地震が起きたらあの銘柄の株価が上がる
・この銘柄は円安進行によって株価が上がる

など「○○があった場合はこの銘柄に注目!」というセオリーのようなものが存在するのです。

ある程度相場経験がある投資家であれば、そういった銘柄は大体把握されていると思いますが、特に顕著なのは防衛関連銘柄。

そこで今回は、防衛関連の筆頭銘柄で、北朝鮮問題が顕在化する事で注目度が高まる石川製作所<6208>に着目していこうと思います。



■石川製作所<6208>の基本情報
市場:東証1部

石川製作所は段ボール製函印刷機主体の機械メーカーです。

繊維機械で出発した企業ですが、艦船が接近又は接触したとき爆発する機雷を生産しており、防衛関連銘柄として認知されています。

今年4月、地政学リスクの高まりを背景に防衛関連銘柄が軒並み上昇しましたが、同銘柄も4月4日始値870円から4月13日高値1998円まで129.6%もの上昇となりました。

これらの事から石川製作所は防衛関連銘柄の筆頭と言ってよいでしょう。


■石川製作所<6208>のチャート分析

石川製作所<6208>の日足チャートを見てみると、

・2017年4月4日の安値 864円
・2017年6月16日の安値 1000円

を結んだラインが下値支持線として株価を下支えしています。

一方の上値抵抗線は、

・2017年4月13日の高値 1998円
・2017年8月14日の高値 1725円

を結んだラインが意識されていました。

8月21日は長い上ヒゲを付けて終値1647円となっていますが、北朝鮮問題が沈静化する兆しは見えず、さらには世界的なテロへの懸念もあり、今後も防衛関連への注目度は高くなる事が予想されるでしょう。

そういった面から考えると、今後大引けベースで上値抵抗線を上抜け、今年4月のような急騰劇を演じる可能性は十分あると考えられます。


毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。

「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。

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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏




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情報提供元: FISCO
記事名:「 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:北朝鮮情勢への警戒感が高まっていることで石川製作所<6208>へ注