フリュー<6238>は9日、2018年3月期第1四半期の連結決算を発表。売上高で前年同期比0.4%減の59.04億円、営業利益で同39.0%減の7.50億円、経常利益で同39.9%減の7.43億円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同41.4%減の4.95億円となった。

プリントシール事業は、プリントシール機の新機種を発売したが、プリントシール機全体のプレイ回数が減少。シール紙の売上が前年同期を下回った。コンテンツ・メディア事業については、「curet(キュレット)」などWebマガジンやメール広告「プリアドメール」、カラーコンタクトレンズの販売等が堅調に推移した。キャラクター・マーチャンダイジング事業では、新規キャラクター版権の獲得と商品化に注力したが、前期主力商品に匹敵するような売上には至らなかった。ゲーム事業においては、ニンテンドー3DS向けオリジナルタイトル「アライアンス・アライブ」の発売や、3月に配信開始したスマホ向けオリジナルゲーム「恋愛幕末カレシ~時の彼方で花咲く恋~」等により大幅な増収となった。ただ、第2四半期に向けた開発投資の影響で、営業損失は前年同期比で拡大した。

2018年3月期の業績予想は、売上高で前期比6.5%増の265.00億円、営業利益で同2.0%増の40.00億円、経常利益で同2.0%増の40.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益で同0.1%増の28.00億円と期初予想を据え置いている。

同社は引き続き、プリントシール事業の拡大、若年女性層の顧客基盤を活用したマネタイズの多様化、知的財産を軸としたキャラクター価値の最大化に注力していく考え。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 フリュー---ゲーム事業が大幅増収、コンテンツ・メディア事業が堅調に1Qスタート