オンコリスバイオファーマ<4588>は4日、2017年12月期第2四半期(2017年1月-6月)決算を発表した。売上高が前期比55.5%減の0.19億円、営業損失が5.09億円(前年同期は4.10億円の損失)、経常損失が5.17億円(同4.16億円の損失)、四半期純損失が5.18億円(同4.17億円)だった。

経営の効率化を図り、積極的な研究・開発・ライセンス活動を展開。医薬品事業では、がんのウイルス療法テロメライシン(OBP-301)、新規B型肝炎治療薬OBP-AI-004、新規エピジェネティックがん治療薬OBP-801を中心に推進。検査事業ではテロメスキャン(OBP-401)を中心に推進し、キナーゼ阻害剤の開発に特化したDeciphera Pharmaceuticals, LLC(米国)に対して、血中浮遊がん細胞(CTC)検査薬テロメスキャン(R)を販売した。

2017年12月期通期の見通しは、直近に公表されている業績予想からの修正は無い。医薬品事業におけるライセンス契約に基づくマイルストーン収入、検査事業におけるライセンス契約に基づくマイルストーン収入、ウイルス販売、受託検査等による売上計上と共に、臨床試験を中心に研究開発費用を見込み、売上高が前期比112.4%増の2.00億円、営業損失、経常損失、当期純損失がいずれも14.00億円を予想。なお、2018年12月期には、日本及び米国でのテロメライシンのライセンス契約が実現すれば、営業利益段階で黒字化が見込まれる。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 オンコリスバイオファーマ---17/12期2Qは売上高が0.19億円、引き続き、研究・開発・ライセンス活動に注力