■今後の見通し

日本トリム<6788>の2018年3月期通期の連結業績は、売上高で前期比5.1増減の16,030百万円、営業利益で同2.8%増の3,010百万円、経常利益で同7.0%増の3,110百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同1.5%増の2,000百万円と増収増益の見通しだ。上期は、第1四半期が好調だった前年同期と比べ、売上高が9.1%減、経常利益が16.3%減と減収減益を予想している。半期毎の業績は、前下期を底に回復傾向が見込まれている。

ウォーターヘルスケア事業は、最大の販売チャネルとなるDS事業部の職域販売における説明会のスケジュールが5月から回復傾向にある。健康経営に力を入れた営業展開を継続している。卸・OEM事業は、大口の新規顧客との案件がスタートする予定だ。家庭用電解水素水整水器の新製品を開発中だが、今期予算には組み込んでいない。

医療関連事業は、再生医療関連事業が順調に伸びる。また、再生医療関連機器メーカーに資本参加するため、1億円以上の機器売上高を見込んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 日本トリム Research Memo(7):企業業績は、前期下期を底に回復傾向を見込む