■業績動向

3. 財務状況と経営指標
GMOアドパートナーズ<4784>の2017年3月末の総資産は前期末比446百万円増加の11,114百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では売上債権が478百万円増加したほか、現預金及び関係会社貸付金が59百万円増加した。固定資産ではのれんが76百万円、ソフトウェアが30百万円減少した。

一方、負債合計は前期末比341百万円増加の6,176百万円となった。流動負債では買掛金が583百万円増加し、短期借入金が150百万円、未払消費税等が79百万円減少した。また、純資産は前期末比105百万円増加の4,938百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が118百万円増加した。

経営指標を見ると、自己資本比率は前期比0.6ポイント低下の41.6%と若干低下したが、有利子負債比率は同3.8ポイント低下の16.2%となり、ネットキャッシュ(現預金及び関係会社預け金−有利子負債)も前期比209百万円増加の3,284百万円と増加傾向が続くなど、財務基盤は着実に強化されているものと判断される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 GMO-AP Research Memo(5):有利子負債の削減により財務内容は改善傾向