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年初来高値更新。日本経済新聞社では昨日、東証2部指定替えに伴って日経平均から除外となる東芝<6502>の補充として、同社を新規採用すると発表。今後のパッシブファンドの買い需要を先取りする動きが先行。みずほ証券の試算では1231億円、20.4日分の買い需要が発生としている。ただ、有力候補として捉える向きは非常に多かったことで、これまでも期待感が先取りされていたことで、高寄り後はやや伸び悩む動きにも。
セガサミーHD<6460>:1429円(-87円)
大幅反落。警察庁では、パチンコの出玉規制を強化する方針を固めたと伝わっている。客が4時間で獲得できる玉の数を金額にして5万円分を下回るようにするほか、「大当たり」の際に獲得できる出玉の数を現在の2400個から1500個に引き下げるもよう。スロットなどについても同水準に規制を強化するとされている。パチンコ・パチスロ人口の減少につながり、同社などの機械メーカーに逆風との見方に。
ソニー<6758>:4440円(+122円)
年初来高値更新。7月7日に北米で公開された「スパイダーマン:ホームカミング」の週末の興行収入が前々作、前作を上回る117百万ドルとなったことが材料視されている。主要メディアの事前予想80~120百万ドルに対しても上限水準、全世界の興行収入は257百万ドルと好調だ。外部評価も良好であり、今後も順調に興行収入を伸ばすことが期待されているもよう。
スズキ<7269>:5166円(-187円)
大幅反落。オランダ検察では、同社とフィアット・クライスラー・オートモービルズが排ガスを不正に操作するソフトウエア搭載の乗用車を販売した疑いがあるとして、調査に着手すると発表している。同社は過去に、燃費データの不正測定が問題視されてきた経緯もあり、先行きの問題の広がりに対する警戒感などが先行する状況のようだ。
ローツェ<6323>:2606円(-190円)
大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、売上高は前年同期比92.3%増と大きく拡大したものの、営業利益は9.7億円で同35.4%減益となっている。新規開発要素が高いガラス基板関連自動化装置を超短納期で大量に受注したことでコストが増加したもよう。大幅増収大幅減益にネガティブインパクトが強まっているが、期末受注残高が積みあがるなど、今後の回復期待などは引き続き高いもようだ。
MDNT<2370>:185円(+50円)
ストップ高。高感度抗体検査法に関する特許が日本で成立したと発表している。同社は岡山大学大学院自然科学研究科などとの共同研究により同検査法の開発に成功し、各国での特許出願を行っている。これまでに中国、シンガポール及び台湾で特許が成立していた。がん治療がよく効いた症例においては、体内のがん細胞が崩壊し、がん抗原が血中に放出されることで、血液中に様々な抗がん抗原抗体が増加する現象に着目した新しい検査法という。
フォーサイド<2330>:384円(-25円)
一時371円まで急落。東証が信用取引に関する臨時措置を実施している。本日売買分から委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)とされている。また、日証金も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る貸借担保金率を30%から50%(同20%)とした。同社株価は6月下旬、中国の電子決済サービス「アリペイ」の日本国内での拡大を伝える報道が相次いだことを受けて急動意を見せた。
アイリッジ<3917>:2402円(+112円)
急伸。スマートフォン向けO2Oソリューション「popinfo」の利用ユーザー数が17年6月に6500万ユーザーを突破したと発表している。「popinfo」は09年にサービスを開始し、GUやファミリーマートなど様々な企業のアプリに導入されている。なお、日本フットサルリーグ(Fリーグ)に所属する「フウガドールすみだ」を運営する風雅プロモーションやNTTデータ<9613>と、「フウガドールすみだ」の会員アプリを開発することも発表している。
ニックス<4243>:1519円(+145円)
大幅反発。強い毒を持つ南米原産のヒアリが7月10日、愛知県春日井市に運ばれたコンテナ貨物から見つかった。また、11日には新潟県長岡市でもヒアリの疑いがあるアリが見つかったことが明らかになっている。内陸部を含む日本各地でヒアリの発見が相次いでいることを受けて、新興市場でもニックスなどの防虫・殺虫製品を手掛ける銘柄に再び物色が向かっているようだ。
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