新興市場銘柄ダイジェスト：ウッドFがストップ高、BSは年初来高値更新

<4579>　ラクオリア創薬　1301　+135
大幅続伸。同社の導出先である韓国CJヘルスケアがカリウムイオン競合型アシッドブロッカー（P-CAB）の「tegoprazan」（CJ-12420／RQ-00000004）の韓国における進捗状況について報道機関のインタビューに応じており、同社ホームページでも翻訳記事を掲載している。胃食道逆流疾患治療剤である「tegoprazan」は来年発売する予定であり、年間売上高1000億ウォンを突破するブロックバスターに成長することが期待されるという。

<8886>　ウッドF　2600　+500
ストップ高比例配分。17年5月期業績の修正と期末配当の増額を発表している。営業利益見通しは従来の8.30億円から10.48億円（16年5月期は6.64億円）へと引き上げた。分譲戸建住宅の事業工期短縮により販売効率が改善したことや、建材の製造加工を行う岐阜工場の収益性が改善したことなどが寄与した。期末配当予想は1株当たり45.00円から90.00円（同40.00円）に修正している。

<3623>　BS　8630　+1500
ストップ高で年初来高値更新。地銀ネットワークサービス（CNS）のコンビニ収納サービスと同社が提供するスマートフォン決済アプリ「PayB」の連携についてCNSと業務提携し、7月7日より取扱いを開始したと発表している。CNSは全国地方銀行協会加盟の地方銀行64行の共同出資により設立され、預金口座振替データ伝送サービスやコンビニ収納サービスをはじめとする様々な決済サービスを各地方銀行を通じて展開している。

<3815>　メディア　663　-49
急反落。16年9月-17年5月期（第3四半期累計）決算を発表している。売上高が前年同期比13.9％増の16.76億円となる一方、営業損益は0.23億円の赤字（前年同期は0.19億円の黒字）に転じた。既存占いコンテンツにおける減収や子会社立ち上げ、社内インフラ整備、新事業への追加先行投資などに伴う費用増が響いた。17年8月期の通期業績については、営業利益で前期比6.9倍の1.80億円とする従来予想を据え置いている。

<2351>　ASJ　3345　+504
後場ストップ高まで急伸。5月17日のプレスリリースで公表した「Random Network Coded Distributed Data System」（RNCDDS）に関して、特許協力条約（PCT）に基づく国際出願（PCT国際出願）を行ったと発表している。「RNCDDS」は、クラウドサービスを構築するために利用される主流のストレージサーバと比較して大幅な高速化を実現可能とし、ハードウェア容量を最大3分の1にする技術となる。

<3907>　シリコンスタ　5290　+290
一時5600円まで上昇。16年12月-17年5月期（第2四半期累計）決算を発表している。営業損益は4.33億円の赤字（前年同期は1.74億円の赤字）で着地した。ただ、第1四半期を2.98億円の赤字で通過していたこともあり、今回は発表を受けてアク抜けと捉えられたようだ。同社については、米ミストウォーカーコーポレーションと共同開発中の新作スマートフォン・PC向けゲーム「テラバトル2」への期待が高まっている。



＜DM＞