■今後の見通し

● 2017年9月期の業績見通し
カナミックネットワーク<3939>の2017年9月期通期の業績は、売上高が前期比12.5%増の1,270百万円、営業利益が同6.0%増の280百万円、経常利益が同11.0%増の280百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.0%増の170百万円と期初の予想を据え置いた。

売上高に関しては、主力のクラウド事業が導入地域を順調に増やしており、全社業績を力強くけん引する。コンテンツ事業も有料・無料ユーザー数が増加することでメディアとしての価値が高まっている状況であり、高成長が期待できる。通期売上高予想に対する第2四半期進捗率は49.6% となっており、ストック型ビジネスであることを加味すれば予想を超えてくる可能性が高い。

一方、各利益に関しては、第2四半期進捗率が60%を超えているにもかかわらず、下期も成長のための投資を継続するために、期初予想を変えていない。具体的には開発及び営業を中心に人件費を増やし、継続的な成長の基盤を固める。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 カナミックN Research Memo(6):17/9期通期は増収増益予想。成長投資を継続しつつ期初予想は達成見通し