以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年6月29日19時に執筆


有名芸能人をCMや体験モデルに起用し、一躍全国区の知名度を手にしたRIZAPグループ<2928>。積極的なM&Aを駆使し、グループ全体を急成長させています。

そんなRIZAPグループ<2928>ですが、高成長期待からか本丸のRIZAPグループ<2928>のみならず、傘下入りした企業の株価も軒並み右肩上がりが続いています。

今回は、他分野への展開を加速するRIZAPグループ<2928>関連銘柄をピックアップして深掘り解説していこうと思います。



■RIZAPグループ<2928>とは?

RIZAPグループ<2928>は、2003年創業の健康関連・美容関連の事業を展開する企業となります。もともとは健康コーポレーションという社名で営業しており、豆乳入りクッキーの通販を大ヒットさせたことが急成長の出発点となっています。

2012年には『結果にコミットする』減量ジム・ライザップの展開をスタート。このライザップの高反響がRIZAPグループ<2928>を全国区へと羽ばたかせる原動力となっています。


■RIZAPグループ<2928>のM&A戦略

RIZAPグループ<2928>は、減量ジム・ライザップで得た資金を活用しM&A戦略にかじを切り始めます。

例えば、2017年1月16日、カジュアルウェア販売のチェーン店を展開するジーンズメイト<7448>をTOB(公開買付け)により子会社化すると発表。RIZAPグループ<2928>の傘下入り後、RIZAPグループ<2928>から幹部を招き自社製品を強化するなどの施策を打ち、粗利益率が改善してきており、株価も期待感から急激な右肩上がりが続いています。

ジーンズメイト<7448>以外にも、RIZAPグループ<2928>はアパレル企業をM&Aで傘下に加えており、減量ジム『ライザップ』で減量に成功した顧客に対し、自社系列のアパレル製品などを販売するクロスセル戦略を推し進めています。

ジーンズメイト<7448>の子会社化も、男性顧客に対する商品の拡充という面が一つのポイントとなっています。

こうして陣容を拡大してきたRIZAPグループ<2928>ですが、今後狙うのは、企画から生産、販売のすべてをワンストップで手掛けるSPA(製造小売業)への転換との事。ユニクロを展開するファーストリテイリング<9983>等で幹部として力を発揮してきた人材を積極的に招聘するなど、着々とその準備を進めています。



■RIZAP関連銘柄
早速、RIZAP関連銘柄を見ていきましょう。


▽RIZAPグループ<2928>

RIZAP関連銘柄の本命は、やはりRIZAPグループ<2928>。瀬戸健社長の今後の経営手腕に注目が集まります。


▽イデアインターナショナル<3140>

インテリア雑貨や旅行用品などの企画・卸・販売を行うイデアインターナショナル<3140>。ECが好伸しており、営業利益も続伸の予定です。


▽夢展望<3185>

10〜20代前半の女性をターゲットにした衣料品の通販サイト『夢展望』を運営。こちらもRIZAPグループ<2928>の傘下入り後、急激に株価が伸びた経緯があります。


▽SDエンター<4650>

札幌を拠点に、映画の興行、ボウリング、カラオケ、ゲーム、ビリヤードなどを展開するSDエンター<4650>。

RIZAPグループ<2928>傘下入り後、営業益が向上してきています。


▽パスポート<7577>

インテリア雑貨や生活雑貨の専門店を駅ビルやショッピングセンターを中心に展開するパスポート<7577>。

新ブランドの開発だけではなく、不採算店の閉鎖などもきっちりと実施し黒字化。商品開発や販売促進などの課題は残りますが、今後、RIZAPグループ<2928>とどの様なシナジーを生み出していけるかに注目が集まります。


▽堀田丸正<8105>

ヤマノHD<7571>傘下の中堅商社でしたが、第三者割当増資によりRIZAPグループ<2928>が6割程度の株を握ると、社長を派遣。

事業を再構築中で今後の業績好転が期待される1社となります。


▽マルコ<9980>

女性用の体型補正下着や化粧品の訪問販売などを手がけるマルコ<9980>。

減量ジム『ライザップ』と広告などで連携することにより、新規顧客の獲得が順調。株価のみならず、営業利益、経常利益共に急激な回復が予想されています。


■RIZAPグループ<2928>の東証1部上場期待

RIZAPグループ<2928>は札幌証券取引所アンビシャスに上場しており、利用する証券会社によっては株の売買を行うことが出来ません。

RIZAPグループ<2928>の流動性の向上や、機関投資家による投資を考えると、近いうちに改めて上場観測報道などが出てくる可能性があると見ています。となると、右肩上がりの株価上昇も加速する可能性が大きく、市場関係者の間でもRIZAPグループ<2928>の東証一部上場に関しては強い興味が注がれています。

今後も、RIZAPグループ<2928>本体のみならず、傘下のRIZAP関連銘柄からも目が離せませんね。


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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏




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情報提供元: FISCO
記事名:「 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:急成長、個人投資家の人気を集めるRIZAP関連銘柄を深掘り特集