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反落。先週末に、疼痛薬「ミロガバリン」のフェーズ3試験で主要評価項目を満たさなかったと公表している。詳細は今後公表されるとみられるが、将来的には400億円程度の年商を期待する向きもあっただけに、直近の株価上昇の反動も加わり、失望感が先行する状況となっている。ただ、株価下落場面では自社株買いの可能性の高まりなどを指摘する声もあるようだ。
不二越<6474>:654円(+17円)
反発。17年11月期上半期の営業利益は前年同期比2割増の80億円弱になったもようとの観測報道が伝わっている。従来予想を約10億円上回ったようだ。中国で産業用ロボットの販売が増加、業績をけん引する形になっている。第1四半期の営業増益率は約10%であったため、3-5月期は一段と増益率が高まる形。通期予想は据え置きの公算とされているが、上振れを織り込む流れとみられる。
ジンズメイト<7448>:775円(+99円)
一時ストップ高。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業損益は2.2億円の赤字、前年同期比では0.7億円の赤字幅拡大となった。ただ、月次動向などから足元の業績の伸び悩みは想定線。むしろRIZAPグループ<2928>入りに伴う業容再建期待が高い中、目先の悪材料出尽くしと受け止められているようだ。通期営業損益は従来予想を据え置きで3億円の黒字転換見通しになっている。
トッパンフォ<7862>:1223円(+63円)
前週末比200円以上高い水準で寄り付く。タッチセンサーを作る際に、レアメタルが不要になる技術を開発したと報じられている。インク状にした銀を電子回路として吹き付ける技術を開発、高価なインジウムを必要とせず、製造コストを大きく下げることができるようだ。また、製造期間も大幅な短縮が可能になるもよう。ただ、高寄り後は買いが続かず、上げ幅を縮めてきている。
宇部興<4208>:298円(+9円)
買い先行で2月23日以来の年初来高値を更新。UBS証券が投資判断「バイ」、目標株価330円で新規カバレッジを開始している。カプロラクタムの需給が緩やかに改善するとみられること、セパレータを中心にLiB材料が高成長局面入りとなること、バリュエーションが割安な水準にあることなどが高評価の背景のようだ。2009年以来の高値水準であり、需給妙味なども高まる形になっている。
ユニゾHD<3258>:2660円(-455円)
急落で下落率トップ。先週末に公募増資の実施を発表している。株式価値の希薄化や需給懸念などが強まる形になっている。414万株の公募に加えて、オーバーアロットメントによる売出上限61万株を実施する。増加する株式数は最大で、現在の発行済み株式数の20%に達する。調達資金は収益不動産への新規投資や新規ホテル展開の資金とするもよう。
サンバイオ<4592>:1640円(+237円)
大幅に3日続伸し年初来高値更新。米国で実施している再生細胞薬「SB623」の慢性期脳梗塞を対象としたフェーズ2b臨床試験に対して、カリフォルニア州再生医療機構(CIRM)から2000万ドルの補助金を獲得したと発表している。CIRMは競争力の高い補助金プログラム等を通して再生医療における研究開発の促進を目的に設立された州の公的組織であり、今回、同社グループが実施している本試験は最高ランク「1」の評価を得た。
ラ・アトレ<8885>: - 円( - 円)
ストップ高買い気配。ストームハーバー証券と業務協力に関する覚書を締結すると発表している。ストームハーバー証券は09年に設立されたグローバルな金融市場に精通した独立系投資銀行であり、事業領域は金融商品の仲介、アドバイザリー業務といった一般的な投資銀行業務にとどまらず多岐にわたるという。同社はストームハーバー証券のネットワークと事業領域を活用し、新たな不動産取得スキームや資金調達手法を考案、構築する。
マルマエ<6264>:1439円(-91円)
急反落。16年9月-17年5月期(第3四半期累計)決算を発表している。営業利益は前年同期比34.7%増の4.82億円となった。また、17年8月期の期末配当予想を従来の1株当たり4.00円から6.00円(前期は株式分割前で8.00円)に修正している。ただ、5月に通期業績予想を上方修正済みであり、今回の決算発表を受けて材料出尽くし感が広がっているようだ。なお、通期営業利益は前期比39.1%増の6.80億円を見込む。
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