<4564> OTS 301 +19
一時311円まで急伸し年初来高値更新。6月29日引け後に、同社が臨床開発中のMELK阻害剤「OTS167」について、米国テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターで乳がんに対する第I相臨床試験を開始したと発表している。また、30日朝には同社が塩野義薬<4507>にライセンスアウトしているがん特異的ペプチドワクチン「S-588410」の食道がん患者を対象とした第III相臨床試験について、マイルストーンが発生したことも発表した。

<4565> SOSEI 12350 +170
続伸。英子会社Heptares TherapeuticsがPD<4587>との間で、炎症性疾患の治療において重要な役割を持つGタンパク質共役受容体(GPCR)を標的とする新規治療薬の研究開発・商業化を目的とした戦略的提携契約を締結したと発表している。Heptaresは両社が選択したGPCRターゲットに対して、HeptaresのStaRプラットフォーム及び3次元構造に関する知見を用いた研究を行う予定という。

<9867> ソレキア 7890 +1000
ストップ高。投資有価証券売却益1.75億円を特別利益として計上することとなり、18年3月期の純利益見通しを従来の1.60億円から2.80億円(前期は1.41億円)へと引き上げた。また、フリージアマク<6343>が同社株式を佐々木ベジ・フリージアマク会長より取得することも公表されている。これによりフリージアマクの持株比率は23.45%となり、同社はフリージアマクの持分法適用関連会社となる見込み。

<3853> インフォテリ 1178 +38
続伸。一時1230円まで上昇した。東証が本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。また、日証金も同日から増担保金徴収措置を解除した。同社はブロックチェーン技術に関する取り組みや、5月に発表された「ブロックチェーン推進協会」によるデジタルトークン「Zen」の社会実験開始を受けて、仮想通貨・フィンテック関連銘柄として人気化した。

<3939> カナミックN 7000 +400
大幅続伸。山梨県笛吹市が同社の開発した子育て支援システム「ふえふき子育て広場」のスマートフォン向けアプリの配信を開始したと発表している。笛吹市では若年層の転出や少子化による人口減少の克服が地方創生に向けた重要な柱となっており、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」における子育て支援の一環として同アプリを導入した。導入に当たっては市内の関連施設からアイデアを集めたほか、保護者を対象にしたモニター調査などを実施した。

<2438> アスカネット 1835 +27
後場に一時1995円まで急伸。新光商<8141>が同社「AIプレート(エアリアルイメージングプレート)」の海外販売活動をスタートしたと発表している。名称は「ASKA3D-Plate」。新光商グループでは中国及び香港地区において「ASKA3D-Plate」の販売を行う。「AIプレート」は、ガラスや樹脂などでできた特殊なパネルを通過させることで、実像の反対側の等距離の空中に実像を結像させることに成功した特別なプレート。



<DM>

情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:ソレキアがストップ高、OTSは年初来高値更新