■事業概要

● 事業内容
テクマトリックス<3762>の事業は、「情報基盤事業」と「アプリケーション・サービス事業」の2つのセグメントで構成される。後述の中期経営計画「TMX3.0」でも記載するが、同社が、これらの事業領域を選定しているのは、商社としての目利き力を生かして、情報基盤事業においては他社が取り組まないようなニッチ領域で技術的ハードルの高い製品を取り扱い、アプリケーション・サービス事業においては特定業種の業務ノウハウを組み込んだ自社開発アプリケーションで差別化を図っているからである。

(1) 情報基盤事業
ネットワーク&セキュリティ、ストレージに関する最先端の製品及びサービス等、クライアントの情報システム基盤の構築、保守、運用・監視サービスを一貫して提供する。

(2) アプリケーション・サービス事業
特定市場や特定業界向けにシステム開発、アプリケーション・パッケージ、クラウドサービス、テストツールなど、付加価値の高いアプリケーション・サービスを提供している。インターネットサービス、医療、コンタクトセンターCRM、ソフトウェア品質保証、金融の各分野がある。

両セグメントの売上高構成比では、情報基盤事業がおおむね65%、アプリケーション・サービス事業が35%程度でこの数年は推移している。営業利益構成比では、情報基盤事業がおおむね80%、アプリケーション・サービス事業は20%程度となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 テクマト Research Memo(3):情報基盤事業とアプリケーション・サービス事業の2事業領域