a) 低貸玉営業 パチンコは玉を借りて遊ぶという形態となっており、その際の玉を借りる(店側からは玉を貸す)料金が玉貸料で、従来は1玉4円が基本だった。低貸玉営業とは、より安い、1円もしくは2円に引き下げた営業形態のことだ。同じ料金でも客はより多くの玉を借りることができ、それだけ長く遊ぶことが可能になる。低貸玉機の構成比を高くした低貸玉店舗を積極的に展開するほか、従来型店舗内でも低貸玉機の設置を増やし、現在では同社のパチンコ機70.5%、パチスロ機の55.0%が低貸玉機となっており、業界平均を大きく上回っている(2016年12月末時点)。
b) 射幸性に頼らない営業 文字どおり、射幸性の高い機種を集客の中心的な戦略とはしないということだ。パチンコ機には大当たりの確率が高いものから低いものまでたくさんの種類がある。確率が低い機種ほど大当たりした場合の出玉数が多く、パチンコファンはそうした機種を好む傾向がある。したがってパチンコホールも低確率機種(すなわち高射幸性機種)の構成比を高めた店づくりをして集客を行っているところが多い。