ソルクシーズ<4284>は14日、アックス(本社:京都市中京区)の株式譲受を決定したと発表。株式取得の相手はイーフロー(本社:東京都渋谷区)。本譲受により、ソルクシーズはアックス株式の14.1%を所有することになる。

アックスは、UNIXやネットワークの技術開発を中心に、独自開発した家電用機器や携帯電話向けOSを提供してきた実績がある。現在、名古屋大学発ベンチャーのティアフォー(本社:名古屋市)が応用システムを開発・提供している自動運転用基本ソフトウェア「Autoware」の開発協力やサポート、コンサルテーションを行っているほか、自動運転等に不可欠な人工知能の技術開発も手掛けている。

ソルクシーズは、グループ会社のエクスモーションやイー・アイ・ソルを中心にした自動運転分野の事業推進において、アックスの自動運転用基本ソフトウェアや人工知能(AI)にかかわる技術・ノウハウによるシナジー効果が大きいと判断した結果、今回の株式譲受となった。

自動運転分野の事業推進においては、5月に豊田通商<8015>との資本業務提携を行ったばかりだが、それから短期間での事業体制の更なる強化を図る形となった。

また、人工知能(AI)については、ソルクシーズが開発・提供しているクラウドサービス「Fleekdrive」及び「Fleekform」への搭載も計画しており、人工知能のサービス実装についても今後さらに加速していく考え。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ソルクシーズ---アックスの株式を取得、自動運転用基本ソフトやAI分野でのシナジー創出へ