■中長期の成長戦略

5. RIZAP ENGLISH/RIZAP COOK/RIZAP KIDS
(1) RIZAP ENGLISH
現状、池袋と新宿の2店舗を展開している。2016年7月に1号店をオープンし、2017年3月期中は店舗拡大よりもメソッドやオペレーションのブラッシュアップに注力してきた。その間、着実に生徒数が増加し、本格展開の手応えを感じ取った模様だ。2018年3月期は10店舗前後にまで店舗網を拡大する計画だ。

収益面では、2017年3月期は数千万円の水準だったもようだが、2018年3月期には店舗数拡大によって急拡大が見込まれる。過去のRIZAP経験則当てはめると、10店舗体制においては売上高は10億円~15億円の規模に達すると期待される。

(2) RIZAP COOK
これまでRIZAPグループ<2928>がR-COOKとしてテストマーケティングしてきた事業だ。R-COOKは『たった2ヶ月で、一流料理人が劇的な料理上達にコミット』をコンセプトにした料理教室で、2016年11月に自由が丘に店舗をオープンして以来、PDCAサイクルを回してきた。大好評を得て、2017年6月1日から名称をRIZAP COOKに変更し、本格的に多店舗展開することを決定した。2018年3月期末までに10店舗体制とすることを狙っているもようだ。収益については、価格帯も含めてRIZAPボディメイクと同様のモデルとなっていることから、RIZAP ENGLISH同様に、10店舗体制においては10億円~15億円の売り上げ規模になる可能性があると弊社ではみている。

(3) RIZAP KIDS
田園調布に1店舗を出店し、現在パイロットテストを行っている。コンセプトは、子供の才能にアプローチする運動指導スタジオだ。2ヶ月間16回という基本期間や料金設定は他のRIZAP各種プログラムと同様となっている。2018年3月期中にプログラムやオペレーション、マーケティングについてPDCAサイクルを回し、早期の本格展開を目指す方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 RIZAPーG Research Memo(11):RIZAP ENGLISHとRIZAP COOKも店舗展開を本格化へ