新興市場銘柄ダイジェスト：アスカネットが急伸、ソケッツは年初来高値更新

<3634>　ソケッツ　1781　+212
大幅に3日続伸し年初来高値更新。同社が開発・運用を行う楽天<4755>の定額制音楽聴き放題サービス「Rakuten Music」において、米Rhapsody International Inc.社保有の楽曲をシームレスに連携させる配信環境の拡張開発を行ったと発表している。「Rakuten Music」は随時2000万曲以上の洋楽を追加し、17年秋頃に同サービスの楽曲数として約2600万曲の提供を目指している。

<6656>　INSPEC　1300　+92
朝方に一時1450円まで上昇。5月度の月次受注額を発表している。受注額は前年同月比7.8倍の2.19億円となった。ロールtoロール型検査装置及びその他附帯設備等の受注を獲得した。今後は6月7-9日に開催されるJPCAショー（第47回国際電子回路産業展）に出展し、主力製品の基板AOI、AVI及びロールtoロール型AOIやインライン検査装置（高性能画像処理モジュール）を中心に積極的な営業活動を実施して受注拡大に努めていくとしている。

<3791>　IGポート　1600　+65
前場に一時1718円まで急伸。グループ会社のプロダクション・アイジーがTVアニメ「ブレイブウィッチーズ」の体験型VR（仮想現実）コンテンツ「ブレイブウィッチーズVR-Operation Baba_Yaga-雪中迎撃戦」の配信日を決定したと発表している。全世界配信を6月9日よりPCゲーム・PCソフトウェア配信プラットフォーム「STEAM」にて開始する。他のプラットフォームにおける展開に関しては現在検討・交渉中としている。

<6185>　SMN　2789　+328
大幅に3日続伸し年初来高値更新。デジタルマーケティング領域での新規事業の一環として、マッシュルームと事業連携すると発表している。同社が独自開発した人工知能「VALIS-Engine」とマッシュルームが独自に開発・提供する次世代IoTデバイス「VIA」を組み合わせることにより、O2Oマーケティングソリューション「Marketing Touch（仮称）」を共同で事業展開する。正確な来店成果計測や導入費用の低減などが可能という。

<2438>　アスカネット　1949　+99
急反発。岩井コスモ証券が目標株価2600円を据え置きつつ、投資判断を「B+」から「A」に引き上げている。足元で収益を担う主力2事業については、大きな成長は見込みにくいものの安定的な推移が期待できると指摘。一方で、エアリアルイメージング事業は中期成長をけん引する新事業として期待できるという。内外で新しい市場を創造しうる独自の技術が、普及に向けて着実に歩みだしたことを評価している。

<7865>　ピープル　1762　-59
反落。17年2-4月期（第1四半期）決算を発表している。売上高は前年同期比14.5％減の10.56億円、営業利益は同39.9％減の1.11億円と減収減益だった。ただ、ともに従来予想（売上高9.88億円、営業利益0.86億円）は上回って着地した。新たに開示した17年2-7月期（第2四半期累計）の業績予想では、営業利益が同24.4％減の1.70億円になるとの見通しを示しており、ネガティブ視した売りが優勢となった。




＜DM＞